上杉謙信の華麗なる生涯

上杉謙信は「天下をとりたい」という野望はなく、

他国を占領するための戦はしない。

謙信を頼ってきた武将の見方になったり、

関東管領として戦ってきた。

中でも武田信玄との川中島の戦いが有名である。

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越後統一

「甲斐の虎」の武田信玄と「越後の龍」と

呼ばれた上杉謙信は、1530年(享禄3年)

越後守護代の長尾為景の四男虎千代として

春日山城に生まれる。

 


虎千代は1543年(天文12年)元服して

長尾景虎と名乗り、謀反を起こした

豪族たちを鎮圧して、初陣を飾った。


1548年(天文17年)当主晴景に変わって

景虎を守護代にしようとする動きがあり、

晴景を押す一派と険悪な関係になってきた。


しかし守護・上杉定実の調停のもとで

晴景は引退して、景虎が春日山城に入り、

19歳で家督を相続、そして守護代と

なった。


もともと晴景は体が弱く、国をまとめる力が

無かった。

政治は乱れ、反乱がおこっていた。


幼少の頃、景虎は林泉寺に入り、住職の

天室光育の教育を受けた。


景虎は城の絵図を使い合戦の作戦を立てるのが

得意で、その頃から戦の仕方を学んでいったと

思います。


1550年(天文19年)、守護の上杉定実が

後継者を決めずに死去したため、将軍・足利義輝は

景虎の越後国主の地位を認めた。


そのため景虎の越後国主に不満を持つ

一族と対立したが、景虎はそれを鎮圧した。

これで越後統一を成しえた。

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関東管領の上杉憲政

1552年(天文21年)関東管領の上杉憲政は

相模国の北条氏康に攻められ景虎に頼ってきた。

景虎は受け入れ、氏康とは敵対関係になり氏康を

攻めた。


また武田晴信(後の武田信玄)に侵攻された

小笠原長時も景虎に救いを求めてきた。


葛尾城主の村上義清も武田晴信に攻められ景虎に

援軍を要請した。


景虎は「天下を取る」野望は無く、領地を

広げるためではなく、頼ってきた武将を助け、

関東管領として関東を支配するつもりで戦いを

行ってきた。


葛尾城主の村上義清の城を取り戻すため武田軍を

破り、城を取り戻したが、また武田晴信が攻めてきた。


ここで景虎は晴信討伐を決意した。

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川中島の戦い

川中島の戦いが始まり、計5回の合戦があった。


1561年(永禄4年)3月に

景虎は政虎に改名した。

その年の8月に政虎は川中島に出陣をした。

最も激しい戦いになったのはこの時の戦いであった。

信玄は妻女山に陣を構えた政虎を挟み撃ちにする

作戦をとった。

しかし、その気配を感じた政虎は夜中に兵を

移動させ、翌朝、いきなり武田軍の目の前に現れ、

慌てふためく武田軍の本陣に一直線に突撃した。

ここが有名な話です。


政虎の刀が信玄をとらえ、頭上から振り下ろした。

信玄もその刀を軍配で受けたとめた。

結果、勝敗はつかなかったが名勝負として

今に伝えられている。

 


また信玄が今川と戦っている時、今川氏真の指示で

武田への塩の輸送を止めてしまいました。


この時、謙信は氏真の行いは「卑怯者のする事」

「戦いは刀でするものだ」と言って越後の塩を

信玄に送った。


12月には将軍義輝の一字を賜り、輝虎と改名した。


1570年(元亀元年)12月には

法号「不識庵謙信」を称した。


1573年(元亀4年)4月謙信にとって信玄は

宿命のライバルであったが、謙信の食事中に

信玄の死の知らせをを聞き「吾れ好敵手を失へり、

世に復たこれほどの英雄男子あらんや」。

謙信は箸を落とし泣いていたそうです。


家臣からは「今が甲斐を攻めるチャンス」

と言われたが謙信は耳を貸さなかった。


1577年(天正5年)には織田軍との戦い、

手取川の戦いで織田軍を撃破した。


1577年(天正5年)12月、次なる

遠征に向けての大動員令を発したが、

1578年(天正6年)3月急死した。


謙信は生涯不犯(妻帯禁制)を貫いたから

子供は全員養子です。


一部の説では「謙信は女性であった」

と言う説もある。

まとめ

謙信は信玄から「日本無双之名大将」と評価して

お互いに好敵手だった。


また信玄は勝頼に「何かあったら謙信にすがれ」

とまで言わせた。

当時は武田軍と上杉軍の強さは群を抜いていた。

それは各大名が認めていただろう。


謙信は毘沙門天の化身と本人が言うほど信仰していた。

その証として70戦無敗で引き分け2であった。

このことも毘沙門天の化身であることを証明していた。


この二人がもう10年生きていたら日本の状況も

変わっていたと思う。

 

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