白帝城と呼ばれる国宝 犬山城

現在は天守のみが現存している。

城の背後には木曽川が流れ、その木曽川に

面した断崖上の丘陵を利用している。

標高は約88mです。

天守が国宝指定されている5城のうちの

一つである。

日本で最後まで個人が所有していた城。

(2004年まで個人所有)


Contents

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犬山城の始まり


室町時代の1469年、応仁の乱の最中に

岩倉織田氏当主の織田敏広の弟の織田広近

が砦を作ったのが始まりと言われている。


その後岩倉織田氏の勢力が衰退した。

清州三奉行織田信康が城郭を作り、天守を

2階まで作った。

織田信康が斎藤道三に敗れ、嫡男の織田信清

が城主となった。


しかし織田信清は織田信長と対峙して敗れた。


天守構造は複合式望楼型、三重四階地下二階機械櫓

となっている。


南北に長く築かれた城で、本丸を置き南に

向かって雛壇状に杉の丸、樅の丸、桐の丸、

松の丸などが1段2段3段状に配置され、本丸

の奥に天守が配置された。


北側背後の断崖、東は天然の郷瀬川を取り込み、

西に横堀、南に水堀を設け強固な防御態勢が

できた。



さらに南に堀と土塁で囲んだ武家屋敷や町や

からなる城下町を築いた。

時が過ぎると街道に沿って町屋が営まれて

大きな城下町になった。

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各城郭の櫓

(櫓は物見櫓として生まれたが、戦国時代に

なると、防御の櫓と変わっていった。)


一番高い北端に天守を構え、その南側に

本丸御殿が置かれ、その本丸御殿の南側に

本丸鉄門が置かれる。

北側に見晴門の七曲門が配置され、北西端に

千貫櫓、南西端に弓矢櫓、南東側に大砲櫓を

配置し、南側には小銃櫓を置き、本丸鉄門

に迫る敵兵を鉄砲、弓矢で狙い撃ちにできた。


本丸東下の杉の丸には、南東端に機械櫓、

南西端に御成櫓が配置されている。


西側の樅の丸には南西端に屏風櫓が置かれ、

本丸通路の敵兵を攻撃できる。


もう一段下の桐の丸は、南東隅に宗門櫓、

南西隅に道具櫓を構え、この櫓直下に

黒門が置かれている。


最下部の松の丸は南西端に坤櫓と南東端に

巽櫓を置き、空堀によって囲まれている。


最初の門は中御門で黒門へと至る。

黒門の前に矢来門があり、そこで屏風櫓より

攻撃を受ける。

そこを通過すると黒門がある。

そこでは総延長70mの直線があり、この

直線に対して道具櫓、御成櫓、小銃櫓から

狙いを定める。

次の岩坂門に入り、次に本丸となる。

かなり防備力のある通路である。

明治の廃藩置県により、払い下げられた門が、

幾つも現存する。

・旧・黒門    丹羽群大口町 「徳林寺中門」 

・旧・矢来門   丹羽群扶桑町 「専修院東門」

 

・旧・松の丸門  一宮     「浄蓮寺山門」

・旧・内田御門  犬山市    「瑞泉寺山門」 

・旧・城門    一宮     「運善寺山門」

・旧・松の丸裏門 犬山市    「常満寺山門」 

 各寺などの山門に移築されている。

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天守の構造

地下一階、二階(穴倉)

天守への入り口であり、入ってみると石垣や

太い梁が見られる。



一階

一階は付櫓があり、敵兵をめがけて攻撃する

櫓です。

ここまで敵兵が来るとちょっと心配ですね。

ここの間取りは第一の間、第二に間、上段の間、

納戸の間の4部屋あります。


二階

中央部に武具の間があり、武器置き場とされ、

武具の段と呼ばれる棚があった。



三階

入母屋破風の屋根裏階で採光もでき階全体が

かなり明るい。



四階

廻縁と高欄があり、一周外を見渡せる。

でもちょっと怖いです。

私は足がすくみました。

(廻縁は外に出られる廊下で高欄は手すり、

欄干のこと)

四方をここから見ると景色は格別ですね。



犬山城

所在地 愛知県犬山市犬山北古券65-2

電話番号 0568-61-1711(犬山城管理事務所)

営業時間  9:00-17:00(入場は16:30まで)

ペットは入場不可  

定休日 12/29-31

アクセス

   犬山遊園駅から徒歩で15分 

   犬山駅から徒歩で20分 

   小牧ICから車で30分

犬山城下町

犬山城下町は犬山城築城の時にリメイクして

城下町としたそうです。

行ってみると何か違う感じがします。

いろいろなお店も並び、城下町という感じです。

そして電線、電柱が無いのには感心しました。


どんでん館



犬山祭りの山車を180度方向転換することを

「どんでん」と呼び、この「どんでん」をそのまま

名前にした施設です。

施設内には愛知県有形民俗文化財である

山車12両のうち4両を展示してあります。


開館時間および休館日

開館時間 – 9時~17時(入館は16時30分迄)

休館日 – 12月29日~12月31日

入館料 – 大人(高校生以上):100円、

団体:80円(30名以上)


からくり展示館



犬山祭りの特徴は山車に載っているからくり

人形を展示してあります。

からくりの実演と体験からくりもやっています。


営業時間は 9:00~17:00

からくり実演は10:30と14:00です。


旧磯部家住宅



江戸期の建築様式を持つ木造住宅。

間口は狭いが、奥に長い「ウナギの寝床」と

呼ばれています。

屋根にも特徴があり、緩やかなふくらみのある

「起り屋根」が特徴。


営業時間 9:00~17:00


犬山城 昭和横丁


昭和横丁には飲食店が多数入っており、

いろいろな食ができ、楽しいよ。


まとめ

犬山城と城下町を紹介しましたが

どうでしたか。

まだまだ散策場所もあり楽しい場所だと

思います。

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